カウンセラー コラム

あなたらしく進化成長していくためのワークライフインテグレーション

2018年8月2日

突然ですが、

皆さんは何故、多くの企業の中で今いる会社を選んだのですか?
何故、今も働き続けているのですか?

私はカウンセリングルームで時々、この質問をすることがあります。

 

  • 世の中を良い方向に変えていくサービスを創りたいから
  • 起業し経営者になりたいから
  • プロのエンジニアになりたいから
  • 素敵な人たちと一緒に働きたいから
  • 世の中の役に立てて、人を笑顔にできるから
  • 安心できる家庭を築き子供たちの成長を支援したいから

答えは人それぞれですが、その答えの中にはキャリアデザインを考える上で大切な3つの統合(インテグレーション)要素が含まれています。

1つ目は「会社の夢・志」と「個人の夢・志」の統合です。

志に共感し一緒に実現したい、力を貸したいと考えるならば、会社と個人の夢・志は、ある意味で統合されているといえるのではないでしょうか。

あなたの夢や志は会社の夢や志となんらかの形でつながっているでしょうか?

2つ目は「外的なキャリア」と「内的なキャリア」の統合です。

同じ仕事をしている人が2人いて、片方の人は楽しそうに仕事をし、片方の人はつまらなさそうに仕事をしていたとします。これはどうして違うのでしょうか?

この話には「外的キャリア」「内的キャリア」の統合の要素が含まれています。

外的なキャリアとは、具体的で外から見える職業や役割、仕事内容、能力や資格、経験や実績などを意味します。先ほどの例でいえば「起業し経営者になりたい」「プロのエンジニアになりたい」などが該当します。

内的なキャリアとは、自分にとっての働く意味や価値などを意味します。先ほどの例でいえば「素敵な人たちと一緒に働きたいから」「世の中の役に立てて、人を笑顔にできるから」などが該当します。
「誰と働くかを大切にする」「人の役に立つことを大切にする」といった価値観は外からは見えにくく、あなた自身にしかわからないものです。

実際にキャリアカウンセリングを行うと、内的なキャリアの軸となる自分自身の価値観が曖昧なケースが多く、世間的な評価や金銭的な価値を軸に外的なキャリアを中心に考えている人が少なくありません。否定するものではありませんが、自分の大切なものに気づかないまま過ごしてしまい、働く喜びや生きる意味を感じきれない職業人生になってしまう可能性があります。
また、外的なキャリアはすぐに獲得できるものではなく時間がかかりますし、予期せぬ社内異動などで思い通りにいかないことも多いのが現実です。

一般的にキャリアデザインは「外的キャリア」と「内的キャリア」のバランスが重要とされています。
ここでいうバランスとは、内的キャリアを軸にしながら外的キャリアを形成していくプロセスや、逆に外的キャリアを通じて内的なキャリアに気づいていくプロセスのことを意味します。
具体的には、自分の価値観を軸に、外的なキャリアを選択し、また与えられた仕事を意味づけしながら、自分を見失うことなく日々の仕事や生活で充実感を感じ、成長し続けていくプロセスです。

あなたの内的キャリアの軸になる価値観とはどのようなものですか?

3つ目は「ワーク」と「ライフ」の統合です。

ワーク・ライフ・インテグレーションという言葉は2008年に経済同友会から「21世紀型の新しい働き方」として提唱されたものですが、自らの人生観(夢や志、価値観など)を軸にワーク(職業人生)とライフ(個人生活)を柔軟かつ高次元で統合し、双方の充実を求めるものとされていて、ワークとライフは対立するものではないという考えに基づいたものです。

自らの人生観を軸に選択、意味づけしたワークは、与えられた業務でも充実感を味わえるものになり、また、主体的に自分らしい仕事を生み出していくことにもつながります。そのような「ワーク」に自分が大切にする生き方を体現する「ライフ」と調整を図ることで、ワークとライフを統合していくことになります。

例えば、家族と旅をし続ける、家族との食事での団らんこそ大切な瞬間だと考える人であれば、働く時間の使い方や仕事の優先度を効果的に調整することで、ワークとライフは更に充実してくことになるのではないでしょうか。場合によっては自分の人生観を軸に選択、行動した「ライフ」は自然に「ワーク」と一体化していくこともあるでしょう。

あなたの大切なライフとは何ですか?

そして、この3つの統合を考えながらキャリアを考え行動していく時に、「自分の得意」なことや「自分が好きなこと」という要素も加えていってみてください。あなたの可能性を更に引き出してくれるかもしれません。