産業医 コラム

デスクワークの時は要注意!VDT症候群について

2019年5月7日

現代の生活にかかすことのできないPCやタブレット、スマートフォン。仕事中は長時間PCの前に座り、休憩中はスマートフォンをチェックし、いつの間にか目の疲れや痛み、肩や背中、腰の痛みなど、気になる症状はありませんか?これらの症状は予防と対策が重要です。

VDTとは?

VDTとはVisual Display Terminals の略で、ディスプレイ画面と入力装置を持っているもののことです。 
VDTを用いてデータの入力、文章や画像の作成、プログラミング、監視などの作業を行うことにより、身体的および精神的な症状が生じることをVDT症候群といいます。

VDT症候群の主な症状

目の症状

眼精疲労やドライアイなど近距離作業を続けることにより、目の疲れ、かすみ、充血などが起こります。長時間にわたり画面を見続けることで、まばたきの回数が毎分20回程度から6回程度に減少します。さらに画面を見上げることで、涙の蒸発が増え、目の乾燥や疲れが生じます。 

筋骨格系の症状

長時間の同一姿勢により、首、肩のこり、腕の痛み、背中や足や腰の倦怠感などが生じます。 

精神神経の症状

長時間の緊張状態やコミュニケーション不足などにより、頭痛や不眠、抑うつ症状などが現れることがあります。

VDT症候群の予防

VDT症候群は予防が大切で、厚生労働省がVDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインを提示しています。自宅で作業を行うときも、同様の対策を行うことが望ましいとされています。

・眩しく感じないように、室内の照度は一定にする
・ディスプレイ画面の位置、前後の傾き、左右の向き等を調整させる
・ディスプレイとはおおむね40cm以上の視距離が確保できるようにする
・乾燥を防ぐ
・椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分にあて、足裏全体が床に接した姿勢をとる
・一連続作業中に1-2分程度の小休止時間をとる

おわりに・・

VDT作業中はPCディスプレイの位置や姿勢に気をつけましょう。
長時間デスクワークが続く時は、適度に休憩をとり、簡単なストレッチを行うことで、VDT症候群を予防することができます。